飛行機で撮影機材を預ける際のポイントまとめ

飛行機で撮影機材を預ける際のポイントまとめ

先日、飛行機を利用して出張へ行ってきました。
機材は機内持ち込みできない量(重さ)でしたので、預けることに。
今まで幸運にも機材を預けて壊れたということはありません。

今回はパッキングやカメラバッグ選びのコツを紹介いたします!

ポイント➊ カメラバッグ選び

まず大事なのは頑丈なカメラバッグを使用すること。
カメラマンの中では「ペリカン」というキャリーケースを利用している方が多いです。しかし、値段が高い……。

私は師匠から譲っていただいたサウンドハウスというメーカーのキャリーケースを使用しています。

上で紹介したカメラマンに人気のペリカンとサイズ感は同じ。
音響機材を運ぶためのケースとして有名なようです。

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/160962/

久しぶりにサイトを尋ねたら値段が上がってました(泣)
以前は20000円でしたが、30000円になってます……そろそろ買い替えを検討していたのに。値上げの波がここにも……。

このカメラバッグ、かなりおススメです。
頑丈なので現場で椅子代わりに、ちょっと疲れた電車などで腰かけたりもできますし、安心です。キャスターも静かで引きやすい。
飛行機で機材を運ぶことがあるのでしたら、ひとつあるといいと思います。気軽に買える値段ではありませんが、買う価値はあります!

ポイント➋ 鍵

➊で紹介したカメラバッグ、鍵をつけられます。
これかなり重要です!
悪さするやつ、いるかもしれないですし。
鍵をつける際はTSA対応のものを選んでおくといいかと思います(国内では関係ありませんが)。

左上に鍵。鍵を通せる穴が2か所あります

TSAについてはこちらの記事がわかりやすかったです。

「TSAロック」は、アメリカ運輸保安局 TSA(Transportation Security Administration)によって認可・容認された鍵のことで…
www.ilrental.co.jp

飛行機に預けるときだけでなく、カメラバッグに鍵をかけておく必要がある場面、意外とあるんです。

私は記者室がある現場でもなるべくかけるようにしています。
また記者室がなく、屋外にカメラバッグを置いておかなければならないときも鍵を持っていると適当にフェンスや手すりなんかに括りつけておけば安心です。

ポイント➌ 隙間なく詰める!

肝心な中身の話。
ケースがいくら頑丈でも、中の機材をしっかり保護して詰めておかないと飛行機の揺れやケースを引いた際の振動で機材にはダメージが。

緩衝材で包んで、隙間なく詰める。
これでだいたい大丈夫です。いままで壊れたことはありません(レンズはマウントあたりのネジが緩むことはあります。なので定期的に確認は必要です)。

今回はこんな感じで詰めました。

向かって右側が車輪のついている方。クッションは厚めに

機材リスト

  • 300mm f2.8(フードは外して別々に)
  • EOS R6 2台(1台はバッテリーグリップ付)
  • 35mm f2.8
  • ストロボ1台
  • エクステンダー1.4倍
  • 折りたたみ椅子
  • 折りたたみクッション
  • ポンチョ
  • カメラ用レインカバー
  • ブロワー
  • 充電器(R6用)
  • 一脚
  • ショルダーバッグ(撮影中に使用)

サウンドハウスのキャリーケースに、ペリカン1510用のインナーケースを入れていますが、仕切りは全部外しています。
仕切りがあると入れるものが決まってしまうから。

上の写真の状態に一脚、カメラ用レインカバー、ショルダーバッグを乗せて完成です。

フタの裏には洗濯干し用のハンガーを入れてます(笑)
ショルダーバッグがピッタリ

ポンチョなどをうまく機材の間に配置し、緩衝材代わりに。
カメラはキルティングのケースで包み、エクステンダーはダイソーで買ったカメラケース。
充電器は普通のプチプチ。
300mmはタオルです(笑)

以前の記事でも紹介したエツミのキルティングケース。
カメラケースは10年以上こちら一択です。

今回はレンズ少なめなので、折りたたみ椅子やクッションもここに収めていますが、レンズが多いときは別のカバンに入れるなりして機内に持ち込むか、預けます。

ポイント➍ 予備バッテリーは機内へ!

必ず預ける際に聞かれます。
カメラに装着しているバッテリーはOKですが、予備バッテリーやモバイルバッテリーは預けることができません。

以前、記事にしたのでご参照ください!

久しぶりの飛行機。カメラの予備バッテリー、手荷物の扱いを改めて確認
※noteに執筆した記事を移行しました※投稿日時は当時のものです 沖縄で撮影があるので(スポニチ杯第5回全日本軟式野球大会)、機材の準備をせっせとしているのです…
naoko-t-photography.com

いつも予備バッテリーはカメラバッグに入れているのでうっかりしてしまいそうですが、空港でカメラバッグを開けてゴソゴソするのは面倒。
自宅でパッキングするときに持ち込みのカバンに入れておくようにしましょう。

まとめ

飛行機で機材を預ける際のポイント4つ、紹介しました。

  • 頑丈なカメラバッグ
  • 隙間なく詰める
  • 予備バッテリーは機内持ち込み

受託手荷物をお願いする際、今は自動荷物預け機も導入されていますが必ず有人カウンターに行き「機材です」と告げるようにしましょう。
割れ物タグをつけてくれたり、取り扱いに気を使ってくださいます。

ただ完璧はありません。
私は以前、某LCCの航空会社でカメラバッグの取っ手を壊されました。

出発前にカメラバッグの写真を撮っておくと、何かあったときの証拠になるのでお勧めです。
私は前日の写真はあったのですが、搭乗する日の写真はなく、結果弁償はしてもらえませんでした。
それ以来、持ち手などはテープで止めて動かせないようにしています。

壊された持ち手は父が手作りしてくれました。感謝!

今回の機材はカメラバッグも含めて約14キロ。

ジェットスターを利用することが多いのですが、受託手荷物はオプションで購入です。
余裕を持って20キロのオプションをつけています(2000円くらい)。
空港で重さを超えていると追加料金がものすごく高いので、あらかじめ余裕をもってオプション付けておくことが大事です!

大切な機材です。
現地で悲しい思いをしないよう、最善を尽くして行きましょう!

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